ジブリで2番目に好きな映画「千と千尋の神隠し」!
今年も金曜ロードショーにやってきました!
ちなみに1番は「紅の豚」。
DVD持ってるんだけど、TVで観るのって何か好き。
小学生の頃を思い出すというか。
当時、21時には寝かしつけられていたので、金ローは夜起きていられる特別な時間だったのである。懐かしい…
話がそれたけど、千と千尋の好きなところを書きまーす!
魅力的な世界観
なんといってもこれ! これに尽きるといってもいい。
湯屋「油屋」のデザイン
最高すぐる。街のデザインもめちゃくちゃ好き。
湯婆婆の部屋も、和洋折衷な感じがたまらない。
ちなみに湯屋の内装は、「目黒雅叙園(めぐろがじょえん)」という施設がモデルになっている。いつか行ってみたい!
湯屋を訪れる神々
八百万の神々が、疲れを癒やしに湯屋を訪れるっていう設定ね。
発想が面白すぎだし、それで話書けるのすごい。
そして神様かわいい。特にこのオオトリさま。
ぼーっとした顔してるけど、普段なにをしてるのか気になるw
不思議なことが常識
リン「雨が降れば、海くらいできるよ」
くぅうううううううう~~~~~
なにそれ~~~! 素敵すぎる~~~!
魔法も普通にあるし、行ってみたいなっ!ってなる。
湯屋で働くのは、ちょっと考えものだけど、すごく好きな世界観。
あと、千尋が電車に乗ってるシーン。
ほーーーんと好き。あの不思議な感じ。
電車は片道のみ。顔のない乗客たちが乗っては降りていく。駅のホームの少女。車窓から見えるネオンサイン。
ちょっとうまく説明できないんだけど、たまんなく好き。
このシーンでかかる音楽「6番目の駅」も、あの情景に合ってて、切ないというかノスタルジックというか、なんとも言えない気持ちになる。
夢の世界のようなストーリー
千と千尋って、話あるようでないというか。ないようであるというか。
なんか、夢の中で見たものを具現化したようなストーリー。
それも悪夢よりの夢。
電車のシーンとか、夢感すごいある。
僕も時々、
「これ、映画かなにかにできるのでは?」
みたいな夢をみるんだけど、それを具現化した感じというか。
人の夢の中を、覗いている気分になって、好きなんですよね。
久石譲の音楽
もう何度も音楽の話は出しちゃったけど、久石譲さんの作った音楽が、この映画の支えになってると思う。
まあ、千と千尋に限らず、ジブリ作品すべてにそういえるけど。
冒頭でかかる「あの夏へ」
ピアノが奏でるメロディーがたまらん。
歌詞がついたバージョンもあるんだけど、個人的にはやっぱこっち。
「ふたたび」
銭婆の家くらいからかかり、千尋がハクの本当の名前を思い出すシーンで、盛り上がりのピークに。
こんなん鳥肌ですわ! 夜空飛んじゃってるし、グッと来ないわけない!
カオナシという存在
千尋が湯屋に招き入れてしまった、謎の存在。
そして、本作が盛り上がるのに、欠かせない存在である。
正直、こいつなんなんだ! と未だに思う。
でも、カオナシの心情や行動は、なんか理解できる。
「自分」というものを持たず、他人を借りてしかコミュニケーションが取れなかったり、関心をひくために金やもので釣ったり。しまいには、拒絶されて暴れたりね。
めちゃくちゃなやつだけど、すごくわかる。
僕も、コミュニケーションが得意な方ではないし、「自分」というものが未だにわからない。そして、他人に認められたいという気持ちがすごく強い。
だから、ブログや芝居をやっているんだと思う。「自分」を理解するため、認めてもらうために。
暴れたりはしないけど、色々うまくいかなくて、認められなくて、暴れたい気持ちにはなったりする。
きっと、こういう気持ちって僕だけじゃなくて、結構多くの人の心にあるものなんじゃないかと。
カオナシは、そんな誰の心にでもあるものを、具現化した存在なんだと思う。
千尋の成長
冒頭では、グータラしていた千尋。
両親を助けるために、湯屋で生まれて初めての労働をします。
10才で働くって、相当大変なはず。
でも、両親のため、周りに支えられながらも一生懸命働き、そしてハクのためにも奮闘します。
終盤では、あのグータラだった千尋が見違えるよう。
あの湯婆婆にも毅然とした態度で話しかけ、なんだか凛々しく可愛くなったようにも感じます。
この感じ、めっちゃ好き。
冒頭では「え? これジブリのヒロインなの?」ってくらい、可愛く見えない。
でも、物語が終わる頃には「あれ? 千尋可愛くね?」ってなってる。
慣れもあると思うけど、成長過程を見て、可愛いさや魅力を感じるようになってるんだろ思う。
そしてそして…
千尋母「千尋、そんなにくっつかないで。歩きにくいわ。」
冒頭、トンネルをくぐるシーンで、くっついて歩く千尋に放たれたセリフ。
終盤、同様にトンネルをくぐるシーンでも、まったく同じことを言われてしまっている。
湯屋での記憶はなくなり、元の千尋に戻ってしまったのだ。普通は主人公の成長を描いて、そのまま終わることが多けど、本作はそうではなかった。
宮崎駿監督は「なんでもかんでも主人公を成長させるというのが嫌い」だそうで、本作はそのように作られたようです。
この辺は好き嫌い別れそうなところだけど、僕は結構好きだった。
そして、そんなことを言っている宮崎監督だけど、ラストの演出を見ると、希望が残されているようにも見える。
記憶を失った千尋は、湯屋のあった方向がなんだか気になる。そして、その髪には銭婆と仲間たちが紡いだ髪留めがキラリ。
この演出! これのおかげで、成長や体験が完全になかったものにはなっていないのである! 憎すぎる演出! 最高だよHAYAOOOOOOO!
単純に、千尋の成長を描くだけでなかったのが、僕は好きでした!
さいごに
長くなったかも…すみません。
ちょっとでも、ふむふむと共感してもらえたら、嬉しいです!
紅の豚や、他のジブリ映画についても、いずれ書けたらなと思います。
ここまで、読んでくれてありがとうございましたー!