先日、バック・トゥ・ザ・フューチャー(以下、BTTF)の30周年記念ブルーレイボックスを購入し、Part1の感想やBTTF全体についてのことを書きました。
今回は、2と3の感想を書きたいと思います!
あらためて2作目を視聴して
やっぱり面白いですね!終わり方がずるいなあー!すかさず3を観たくなってしまいます。
Part2のみTV版吹き替えの音声がこもっているという声もあったようですが、僕はさほど気になりませんでした!
こもっている感がないといえばウソになりますが、昔のTV放送を思いだして、むしろノスタルジーな気分になれます。
2は、1985年→2015年→1985年(ビフが支配)→1955年のように、4つの時代を行き来します。
こんなドタバタした流れを、たった108分におさめてしまう脚本と編集がすごいですよね!
1955年にいたっては、スポーツ年鑑をとりもどすため、自分に鉢あわせすることや、歴史に影響をあたえることに注意しながら、奮闘するという、かなり複雑な流れをやってのけています。
矛盾点があるとか、そういうつっこみは野暮ってもんです!
マーティが、ステージでギターを弾く自分を守るシーンなんか、めちゃくちゃハラハラしますよね。
夢にあふれた未来も見られますし、最高の108分でした!
BTTF2のここが好き
2について、個人的に好きなところを挙げてみたいと思います。
ビフの悪役っぷり
BTTFで欠かせない存在のひとつである、ビフ・タネン。
1でも、その悪役っぷりが表現されていましたが、2はだんちがいですよね。
あのすがすがしいほどのクズさが、物語の面白さをひきたてていて好きです。
僕は、けっこう主人公に感情移入して観るタイプなので、ビフが出てくるだけでめちゃくちゃ腹がたちます!だが、それがいい。
子どものボールを、民家のバルコニーに投げ込んだり、通りの子どもが持っているものをはたき落としたりと、最高にムカつきますよね。
1985年では、金と権力を手に入れたビフが、警官や政界すらいいなりにし、ヒルバレーの街はめちゃくちゃです。
マーティの住むリヨン団地も、とんでもないことになっていました。
ジョージを葬り、ロレインを無理やり妻にし、その辺の悪役よりも悪なんじゃないでしょうか。
ただ、1955年ではおばあちゃんとふたり暮らしっぽいので、家庭環境でなにかあったのかな…と少しだけ複雑な気持ちになります。
まあでも、ビュフォードもあんなんだし、関係ないか。
環境で悪人になっただと?ちがうね!!こいつは生まれついての悪だッ!ってやつですね。
3への前フリ
2では、3の要素を感じさせる場面がいくつか登場します。
2015年から帰るとき、ドクが「西部開拓時代にあこがれている」「もうひとつの宇宙の真理を研究しようとおもう、それは女だ」と発言していて、1885年のことや、クララとの恋愛を暗示していますよね。
ビフの博物館では、ビュフォード・タネンのことが紹介されていたり、ビフが美女と入浴中に見ている映画が、クリント・イーストウッド「荒野の用心棒」だったり。
荒野の用心棒で出てきていた、防弾チョッキのくだりは、後のマーティの逆転劇のヒントになっていますよね!
他にも、1985年のドクが来ていたハデで黄色いシャツも、よく見ると、機関車のイラストがかいてあったり、細かいネタが満載です。
こういった要素が、BTTFをなんども観たいと思わせてくれる要因のひとつになっていると思います。
細かい部分でも、新たに発見があると楽しいです!
あらためて3作目を視聴して
3を観終わった直後にこれを書いています。ええ話やなあ(涙)
未来は白紙である、未来は自分たちの手でつくるもの。すばらしい言葉です。
3はマーティの成長や活躍もありますが、ドクが主人公と言ってもいいくらいスポットがあたっているのが好きです。
クララに別れを告げるところが、なんど観ても胸にきますね。恋愛を経て、ドクはおちついた大人へと成長します。
そしてその後、ひとつの家庭をきずき、科学者としても、人としても、ひとまわり大きくなってマーティのもとへ戻ってくるのです。
とても感動的なラストですよね…!
マーティも今回のことで、ひとつ成長し、ニードルスの挑発をかわして、新たな未来をきりひらきます。
マーティよかったー。ギタリストの夢も、もしかしたら叶うかもしれませんね!
何事もなせば成る
です!
BTTF3のここが好き
3の好きなところです!
西部開拓時代が舞台
3にきて、舞台がまさかの西部劇というのがにくい!
初めてBTTFシリーズを観たとき、2の終わりに入る予告には大興奮したものです。子どものころって西部劇とか異様に好きだったなあ。
あの時代のゆっくりとした空気が好きですね。ドクも言ってましたが、朝の空気うまそうですし。2で未来の世界を見せられた後なので、よりそう感じます。
時計台の時計も動き出し、これからヒル・バレーの町が発展していくのかなと考えるとめちゃくちゃワクワクします!
シリーズを通しての変化
BTTFはシリーズを通して、共通点がたくさんありますよね。
ヒル・バレーが舞台であることや、マーティが毎回気絶して目覚めるシーン、タネン家とマクフライ家の因縁など。
3でも、おなじみのシーンはありますが、少し変化しています。
1ではビフに、2ではグリフにマーティが追い回されますシーンがありますが、結局マーティがかえりうちにします。
しかし、3でビュフォードに追い回されたシーンでは、マーティはロープで吊るされてしまい、ドクが助けることになります。
他にも、1と2では、気絶したマーティが目覚めたときそばにいるのはロレインですが、3ではマギーになっていたり(時代的に変わっててあたりまえですが)、1で恋をしたロレインがドクの家にマーティをたずねてきますが、3でクララがたずねてくるのはドク本人です。
そして、3の酒場でマーティがドクを説得するシーンで「未来へ帰るんだ」と言いますが、1のラストシーンではドクがそのセリフを言っていて、立場が逆転していますよね。
僕にとって、こういった変化も、BTTFを観るうえでの楽しみのひとつになっています!
ドクの恋
まさかあのドクが恋におちるなんて!しかもお互いに一目惚れ!
ドクの恋路のゆくえも、この映画では欠かせない要素のひとつですよね。
ドクとクララが、月を見るシーンは、胸がキュンとします。子どもみたいな顔でジュール・ベルヌの話をするドクが、とても魅力的です。
別れを告げるシーンは、胸が痛みますが、その後は感動的なラストをむかえます。
ドクよかったなあ(泣)
さいごに
タイムトラベル、一度はしてみたいものです。
みなさんは、タイムマシンがあったら、どの時代にいってみたいでしょうか。
僕は、安全にいけるなら(笑)白亜紀ですね!恐竜を見てみたいです。あとは江戸時代も気になります。
BTTFは、擬似的にタイムトラベルした気分にもなれますし、そこもなんども観たくなる要因になっているのかもしれません。
これからも、この作品を愛しつづけていきたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
それでは ドロン